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著者:青葉秀樹頁数:194ページ◆内容概略腰痛になったとき順調に回復していく人と、症状が長期化したり再発を繰り返す人がいるのはなぜでしょう。
病名、症状、年齢、治療法が同じようであっても、その回復の程度は人によって大きく違う場合があります。
多くの人には、痛みが生じたとき、必ず体のどこかに不具合があるという先入観があるものです。
しかしながら、腰痛になって病院でレントゲンやMRIの検査を受けてみても、特に異常が見つからないことが非常に多く、それなのに痛みだけがずっと続くことがあります。
実は、痛みの感覚、楽しい、悲しいといった感情、やろうという意欲、それに伴う行動までもが、日頃の行動や心の持ちようによって変化します。
人は、痛みを「脳」で感じているのですが、その感じ方はその時の心の状態によっても変わります。
たとえば、軽度の椎間板ヘルニアや骨の変形は痛みとあまり関連がないのですが、このような診断をされると人の感情は揺さぶられ、不快な心の状態になってしまうものです。
すると、脳の働きに異常をきたし、痛みをはじめとする様々な不調が生じるきっかけになります。
本書では、正しい情報を脳に教え、前向きに行動することによってネガティブな先入観をなくし、脳の働きを正常化させ腰痛を楽にしていくためのコツをご紹介しています。